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サイプレスはヒノキ科の植物で、和名では糸杉と呼ばれています。
松の木やヒノキ風呂を連想させるスッキリとした香りで、男性用香水の原料にもよく使われています。
作用も男性の味方になってくれるようなものが多く、オイリー肌の手入れや汗対策にも有効です。
ウッディでスパイシーな香りが、心を浄化して穏やかな気分にさせてくれます。
地中海で多くみられる木で、十字架はこの木で作られたという伝説が残っています。
今回は、そんなサイプレスのデオドラント効果を利用した男性向けシャンプーのレシピをご紹介します。
頭皮を清潔に保ってくれるので、汗をかきやすい人にオススメです。
メンズシャンプー
【材料・約50ml分】
A(サイプレス精油4滴、レモン精油4滴、ローズマリー精油2滴)
無香料シャンプー50ml
【道具】
ビーカー
ガラス棒
保存容器
【作り方】
ビーカーに無香料シャンプーを1/3量入れ、Aをくわえてガラス棒でよく混ぜる。
残りのシャンプーをくわえ、ガラス棒を下から大きく動かし全体を混ぜ合わせる。容器にうつす。
【使い方】
手のひらに適量とり、よく泡立てて頭皮をマッサージするように洗う。
サイプレス
地中海東部が原産で、フランス、モロッコ、スペインなど地中海沿岸地方で広く見られる円錐形をした常緑樹です。白い花が咲いたあとは、灰色がかった茶色のボールのような果実を付けます。25mほどの高さまでに生育し、樹齢2000年に達することもあります。古代ギリシャでは、サイプレスを薫香として浄化のために焚く風習がありました。現在もチベットでは、清めの香の材料として使われています。
心をしずめる香りと腐食しにくい性質のためか、古代エジプトやギリシャ、ローマなどでは神聖な木として崇拝され、文化や宗教と密接にかかわってきました。地中海に浮かぶキプロス島の名も、サイプレスにちなんだもの。ヨーロッパでも墓地の周りに植えて、死体の腐敗防止や魔除けにしたといわれています。腐敗しにくいことから、古くから建材や彫刻、造船に利用されていました。また、虫よけの効果があるので建物の床下にまかれたりもしていました。
精油は、森林浴という言葉がよく似合う、清々しく洗練されたウッディな香りで、ヒノキの香りと近いため、日本人には親しみがあって取り入れやすいです。心拍や呼吸の高ぶりを抑え、心を落ち着かせて集中力を高めてくれるほか、消臭効果にも優れています。また、咳やむくみ、月経の悩み緩和にも有効です。
◆原料になる植物◆
サイプレス。常緑の針葉樹。丈が高くまっすぐに伸び、25mにも達する。一度伐採すると再生しない。和名は糸杉(いとすぎ)。
主な産地:フランス、イタリア、スペイン
抽出部位:果実と葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
こんなときにおすすめ☆
Mental(心)
・興奮 ・緊張 ・怒り ・落ち込み
Health(体)
・生理痛 ・肉体疲労 ・肩こり ・冷え性 ・脚の疲れ
Beauty(美)
・デオドラント ・脂性肌 ・くすみ ・ニキビ ・むくみ ・セルライト ・ダイエット
《相性の良い精油》
オレンジスイート/クラリセージ/グレープフルーツ/サンダルウッド/ジュニパーベリー/ベルガモット/ラベンダー/レモン/ローズマリー

