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ローズマリーは料理にもよく使われるハーブで、肉や魚のくさみを消すために使う方も多いのではないでしょうか。
そんなローズマリーからとれる精油はヘアケアやスキンケアにも有効です。
血液循環をよくする働きもあるので、今回はその作用を活かしたバスソルトのレシピをご紹介します。
血行促進バスソルト
【材料・約6回分】
A(ローズマリー精油10滴、ジュニパーベリー精油5滴、ラベンダー精油5滴)
ローズマリーパウダー大さじ1
天然塩300g
【道具】
はかり
ボウル
軽量スプーン
ガラスの容器
【作り方】
ボウルに天然塩、ローズマリーパウダーを入れ、よく混ぜる。
Aをくわえてよく混ぜ、ガラスの容器に入れる。
【使い方】
浴槽に湯を入れ、作ったバスソルト大さじ3強をくわえてよく混ぜ、全身浴でゆったり入る。
ローズマリー
地中海沿岸に自生する常緑の低木。松葉に似た針状の葉と小さな薄紫色の花から、すっきりとしたさわやかな香りの精油が作られます。語源はラテン語の“ロスマリヌス”。海のしずくという意味です。
ハーブは古代エジプトの墳墓から遺跡が見つかったこともあるほど、かなり古くから愛用されてきました。ギリシャやローマでは悪霊を祓う力をもつ神聖な植物だとされ、ヘロデ王から逃れる聖母マリアの姿を隠したという伝説もあります。また、美貌で知られた王妃エリザベート1世が、このエキスをくわえた化粧水の力で若々しい姿を取り戻したという逸話も。多くのエピソードが、人々に愛された歴史を物語ります。古代ギリシャ時代には、記憶の象徴として学生たちの髪を飾っていたローズマリー。近年この香りは、脳の機能をつかさどる部分に働きかけることが科学的に解明されました。先人たちは、経験的にその効果を知っていたのかもしれませんね。
ローズマリーには効能が異なるケモタイプ(生育環境の違いから、精油成分の構成比率にいちじるしい違いが生じるもの)があり、刺激が穏やかで強肝作用があるベルべノン、かぜの症状を緩和させるシネオール、筋肉痛や肩こり改善に役立つカンファーが知られています。
◆原料になる植物◆
ローズマリー。地中海沿岸地方が原産の常緑低木。葉は料理の香りづけなどにも用いられる。
主な産地:モロッコ、スペイン、フランス、ポルトガル、チュニジア
抽出部位:花と葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
!使用上の注意!
てんかんのおそれのある人は使用しないでください。
高血圧の人も、使用を控えたほうがよいでしょう。
こんなときにおすすめ☆
Mental(心)
・精神疲労 ・ストレス ・記憶力を高める ・頭が働かない ・集中できない ・眠気 ・落ち込み
Health(体)
・PMS ・冷え性 ・筋肉痛 ・頭痛 ・疲れ目 ・鼻づまり ・花粉症 ・脚の疲れ ・肩こり ・夏バテ
Beauty(美)
・肌のたるみ ・くすみ 抜け毛 ・フケ ・セルライト ・むくみ ・ダイエット
《相性の良い精油》
グレープフルーツ/レモン/ゼラニウム/ジュニパーベリー/ペパーミント/ユーカリ/ラベンダー/レモングラス/フランキンセンス
グレープフルーツやレモンと合わせると、樟脳のようなツンとした香りが抑えられ、フランキンセンスなどと合わせると、シャープな香りがさらに際立ちます。

