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外から帰ったらうがいをして体調管理をしている人は多いと思います。
すでに習慣になっている人もいると思いますが、うがいの時間をちょっぴり楽しくしませんか。
【用意するもの】
材料
・ドライハーブ
―タイム ・・・・・・・・10g
―セージ ・・・・・・・・10g
・精製水 ・・・・・・・・・120ml
・ウォッカ(40度以上) ・・80ml
道具
・密閉容器
・ビーカー
・はかり
・コーヒーフィルター
・保存容器
タイムもセージも殺菌作用、抗菌作用のあるハーブとして有名です。どちらも料理の香り付けでも使われているので、よく効く名前だと思います。
今回は、無水エタノールではなくウォッカを使います。通常であれば余計な成分が含まれていない無水エタノールを使いますが、うがい薬は口に含むということもありエタノールは少し危険です。
口に残っても大丈夫なウォッカの方が安心して使えます。
ウォッカのアルコール度数は40度以上のものをお勧めします。度数が低いものだとハーブの成分がうまく溶けず、効果が半減してしまいます。
【作り方】
1.密閉容器にタイムとセージを入れます。
2.精製水とウォッカを加えて、密閉します。
3.直射日光の当たらないところで約1ヶ月間保管します。
(できれば毎日容器を振って、なじませるのが望ましいです)
4.1ヶ月経ったら、液をコーヒーフィルターでろ過して、保存容器に移し替えます。
使う時はコップ1杯の水に4~5滴ほど入れて使います。
今回のレシピは200ml用です。使い切れないと思う人は作る量を半分や4分の1にしましょう。
うがい薬ができあがるまでに1ヶ月かかるので、そんなに待てないという人はハーブティンクチャーの代わりに精油を使っても大丈夫です。
精油を使う時に気をつけて頂きたいことが2つあります。
1つはフレグランスオイルではなくエッセンシャルオイルを使うこと。フレグランスオイルはいろんな化学成分が含まれています。
もう1つは十分に希釈すること。ハーブティンクチャーを作る時の材料の割合にもよりますが、一般的にはハーブティンクチャーより精油の方が濃いことが多いです。コップに精油を垂らす時は濃くならないように気をつけて下さい。
★★★ 今回使ったハーブの紹介 ★★★
( 名前 )タイム
( 香り )清涼感のある甘みと苦みを含んだ香り
( 効能 )精神の疲労を回復させる。
強壮作用と脳を活性化させる作用があると言われています。強い抗菌作用もあり、古代エジプトではミイラの防腐剤として使われてきました。風邪の予防にもいいとされていいます。
呼吸器系のトラブルにも効果があり、痛みや炎症を和らげるのにも有効とされています。
( 名前 )セージ
( 香り )よもぎに似たシャープで苦みを含んだ香り
( 効能 )臭い消し、殺菌作用、消毒作用
セージは肉の臭い消しとして使われています。古くから万能薬として使われており、ヨーロッパでは「長生きしたいものは5月にセージを食べよ」ということわざがあるほどです。
刺激は強く、その分殺菌・消毒作用があります。使う時は濃くならないように気をつけましょう。
女性ホルモンのエストロゲンに似た作用をする成分が含まれているので、女性特有のトラブルにも有効とされています。

