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ハーブティンクチャーとは、ハーブの成分をアルコールで抽出したものです。
ハーブティンクチャーに使われるハーブは、筋肉痛や筋肉疲労によいとされるものが多くあります。
自然のハーブを利用した湿布の作り方をご紹介します。
ハーブティンクチャーで湿布の作り方で用意するもの
材料
・ドライハーブ ・・・20g
・精製水 ・・・・・・120ml
・無水エタノール ・・80ml
・精製水(ハーブティンクチャーを薄めるもの)
道具
・密閉容器
・ビーカー
・はかり
・コーヒーフィルター
・保存容器
・タオルや布
ドライハーブは筋肉をゆるめるペパーミント、マジョラム、ローズマリー、ラベンダーなどがお勧めです。
ハーブティンクチャーを薄めるのは精製水でなくとも、水道水でも大丈夫です。単に薄めるだけですから。
ハーブティンクチャーで湿布の作り方
1.密閉容器にドライハーブを入れます。
2.精製水と無水エタノールを加えて、密閉します。
3.直射日光の当たらないところで約1ヶ月間保管します。
(できれば毎日容器を振って、なじませるのが望ましいです)
4.1ヶ月経ったら、液をコーヒーフィルターでろ過して、保存容器に移し替えます。
5.洗面器や洗面台のシンクに4を入れ、精製水で5~10倍に薄めます。
6.タオルをひたし、絞ったら自然の湿布のできあがりです。
筋肉痛や筋肉疲労になっている患部にタオルをあてましょう。
市販の湿布とは違って、ハーブのいい香りが漂い、心のケアも同時にできます。
ぜひ一度お試し下さい。
ハーブティンクチャーで湿布の作り方で使ったハーブの効能
( 名前 )ペパーミント
( 香り )清涼感のあるハッカの香り
( 効能 )眠気を覚まし、集中力を呼び起こす
主成分のメンソールは脳に刺激をあたえ、頭をすっきりさせる効果があります。
神経を冷却する性質もあるので、気持ちを沈めたい時によく使われます。
炎症やかゆみを鎮める働きがあるだけでなく、軽い麻酔作用があるので、筋肉痛に効くとされています。
ペパーミントは刺激が強いので、注意して使って下さい。
( 名前 )マジョラム
( 香り )スパイシーで温かみのある香り
( 効能 )自律神経を整え、心を深くリラックスさせる
古代ギリシャやローマでは薬草として重宝されていました。また幸福の象徴ともされており、新婚夫婦の幸せを願ってマジョラムの花冠を贈る習慣もありました。
副交感神経に働きかけ、自律神経のバランスを整えます。些細なことでイライラしたり、不安や悲しみに押しつぶされそうなときによいとされています。
主成分のテルピネン-4-オールには、抗炎症作用、抗菌作用、鎮痛作用があり、筋肉痛や月経痛などの痛みを和らげるとされています。
( 名前 )ローズマリー
( 香り )すがすがしいシャープな香り
( 効能 )精神的な疲労や気力を回復させる
ローズマリー系の中ではローズマリー・カンファーが筋肉のこりに効くとされています。
血流をよくして、肩こり、腰痛、筋肉痛などを緩和させます。また、デトックス作用があるため、セルライトの予防・ケアにも役立ちます。
( 名前 )ラベンダー
( 香り )クリアで軽さのあるフローラルな香り
( 効能 )自律神経のバランスを整える
成分の4割を占める酢酸リナリルには鎮痛作用があり、筋肉をゆるめ、頭痛、筋肉痛によいとされています。
また、不安やストレスを抱えた心を癒やして、深くリラックスさせるのに有効です。

