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どんな石鹸を使うかによって肌の状態は大きく変わってきます。
自分に肌にあった石鹸を探すのは手間もお金もかかります。同じ手間とお金をかけるなら、手作りで楽しみながら作ってみませんか。
ハーブを使えば、自分好みの香りをつけることもでき、お風呂の時間が楽しくなります。
今回は肌の細胞の成長を促進させる石鹸の作り方を紹介します。
【用意するもの】
材料
・石鹸素地 ・・・150g
・ハーブティ ・・25cc
(ラベンダーやローズなど)
・はちみつ ・・・小さじ1
・精油 ・・・・・30滴
(フランキンセンス、パチョリ、ネロリなど)
道具
・ティーサーバー
・はかり
・計量スプーン
・ビニール袋(2枚)
石鹸素地は無添加のものを選びましょう。添加物が入っているものは安いですが、肌にとってはマイナスになることが多いです。石鹸素地がどこにもない場合は、固定石鹸をすりがねでおろして使う方法もありますが、インターネットでも買えるので一度探してみるといいと思います。
はちみつは石鹸の「つなぎ」として使います。
ハーブティの代わりにお湯でもいいの?という質問を頂くことがありますが。お湯でも作れます。効果や香りを高めたい場合は、ハーブティをお勧めしています。
【作り方】
1.ハーブティを濃い目に抽出します。
2.二重にしたビニール袋に石鹸素地をいれ、ハーブティを少しずついれながら、
こねるように混ぜあわせます。
3.更にはちみつと精油を加え、ダマにならないようによく混ぜます。
4.ビニールから取り出し、形を整えて3~4日ほど風通しのよいところで乾燥させます。
少し手間がかかりそうと思われる方もいらっしゃると思いますが、作ってみればそれほど大変ではありません。
形をきれいに整えたい場合は、板に押し付けたり、型を使うといまくいきます。
【ポイント】
手作り石鹸は無添加という点ではあんしんですが、弱アルカリ性です。
肌は弱酸性のため、加えるハーブティの量が少ないとアルカリ性が高くなり、肌トラブルの元になります。自分にあった石鹸を作る場合、最初はハーブティの量を多めにし、ちょっと薄いかなと感じたらハーブティの量を減らす代わりに、濃い目に抽出しましょう。
【注意】
アトピーなどの肌トラブルがある人は使うのをお控え下さい。
★★★ 今回使ったハーブの紹介 ★★★
( 名前 )ラベンダー
( 香り )甘いフローラルな香り
( 効能 )ストレスに関わるトラブル全般によく、痛みを和らげる
自立神経のバランスを整え、不安やストレスを和らげることで有名です。その他に筋肉をゆるめる作用があり、頭痛や筋肉痛にも有効とされています。
( 名前 )ローズ
( 香り )心地よい甘さの華やかな香り
( 効能 )心を穏やかにする
鎮静作用と気分を高揚させる効果があります。大きなショックを受けた時、それを乗り越えたいと思っている時にお勧めです。
( 名前 )フランキンセンス
( 香り )ややレモンのようなフレッシュで透明感のある香り
( 効能 )肌の引き締めや、細胞の成長を促進させる
古代エジプトでは、若返りパックの原料として使われてきました。しわやたるみの対策、手荒れや傷の回復にもよいとされています。
( 名前 )パチョリ
( 香り )スパイシーで甘さのある土のような香り
( 効能 )肌のたるみ、肌荒れ、あかぎれのケア
アジアでは古くから薬草として使われてきました。インドでは衣類を虫食いから守る防虫剤としても活躍しています。細胞の成長を促進させる効果があり、肌を若々しく保つのに有効です。
( 名前 )ネロリ
( 香り )オレンジの甘さにやや苦みを含んだ香り
( 効能 )皮膚の新陳代謝を促進させる
セロトニンの分泌を促す作用があるので、心身ともに元気になるといわれています。
皮膚の新陳代謝を促進し、しみやそばかす、にきび跡などの色素沈着を予防・ケアします。

