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4月は緊張の連続。
異動で新しい業務を覚える。
新入社員がやってきて人間関係を築く。
子供の入園、入学、進級。
新しいことは楽しい半面、どこか無理がかかるのか、眠りが浅くなることも・・・
今回は「眠り」をテーマにお届けします。
【用意するもの】
・空のスプレー
・精製水 45ml
・精油(ラベンダー、レモングラス)
・無水エタノール 5ml
用意するものを見れば「アロマスプレー!」と分かる人もいると思います。
今回は、ぜひ無水エタノールをご用意し、お楽しみ下さい。
無水エタノールは薬局でも販売されており、100mlで800円や500mlで2000円など様々なものがあります。少し高いと思う人もいると思いますが、無水エタノールを使うことには2つのメリットがあります。
1.精油が溶けやすくなる
精油は名前に「油」とつくように水には溶けにくい性質を持っています。
そこで無水エタノールを使うことで、水に溶けやすくなり、均一なアロマスプレーを楽しい無ことができます。
2.香りがよくなる
揮発性といって、無水エタノールは蒸発しやすい性質を持っています。
スプレーをシュッとした時に、精油が一緒に蒸発し、香りが広がりやすくなります。
ラベンダーはよく名前の聞く精油だと思います。
リラックス効果があり、眠りによいとされています。
そこに今回は相性のいいレモングラスを混ぜます。
なぜレモングラスを?と思う人もあるかもしれません。
実はラベンダーが香るのは少し時間がかかります。そして残念なことに香りも長続きしづらいのです。専門的にはミドルノートといいます。
レモングラスは同じくリラックス効果がある精油で、香り立ちがよく、長続きするのが特徴です。
眠る準備にはよいけど長続きしないラベンダー。そのサポーター役として活躍してもらうのです。
【作り方】
1.空のスプレーに無水エタノールと精油を入れてよく混ぜます。
2.精製水を入れてよく振って完成です。
できたアロマスプレーを試しに部屋にシュッとして、香りを確かめましょう。
お好みに合わせて、ラベンダーとレモングラスの割合を調整し、リラックスできる香りを探します。
部屋に香りを広げて楽しむのも1つですが、少し薄めのものをまくらにひとふりするのもお勧めです。
眠る30分前くらいから始めると、心も身体も眠る準備に入るんだと気がついてくれます。
何かと緊張の続くこの時期です。気持よく眠っていい毎日を送りましょう。
【アドバイス】
そんなに時間をかけられない人は、コップにお湯を入れて、その上に精油を垂らしましょう。
湯気とともにラベンダーの香りがひろがります。
★★★ 今回使ったハーブの紹介 ★★★
( 名前 )ラベンダー
( 香り )甘いフローラルな香り
( 効能 )ストレスに関わるトラブル全般によく、痛みを和らげる
アロマの代表ともいえるラベンダー。語源はラテン語の「洗う」という意味のlova や lavare と言われています。疲労を和らげるためによく利用されていたそうです。
( 名前 )レモングラス
( 香り )レモンに似たフレッシュな香り
( 効能 )トラウマなどの苦痛から開放する
レモンの草と書いてレモングラス。レモンの木にできる訳ではありません。
レモンの香り成分であるシトラールを含んでいるので、レモンのような風味があります。
インドでは数千年前から親しまれてきた植物で、熱を下げ、病気を治すと信じられてきました。

