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雑貨屋さんで見かけるハーブを輪っかして壁にかかっているもの。
名前をハーブリースといいます。
リースは「wreath」と書き、「花輪、冠、輪状のもの」という意味があります。
環状であることから「永遠」や「円満」を表し、縁起のよい飾り物として古代ローマから使われてきました。
ハーブリースを作る時は、ハーブの枝や針金を台にし、アレンジを加えます。
たくさんのハーブで彩られたリースは、香りも見た目も華やかにします。
そんな部屋のインテイリアとして使われているハーブリースの作り方を紹介します。
【用意するもの】
材料
・ドライハーブ
―ローズマリー
―マートル
―ミモザ
・針金(リース台にするもの、60cm以上)
・針金(ドライハーブをリース台に止めるためのもの)
・壁掛けフック
道具
・ペンチ
・新聞紙
ドライハーブの量と針金の長さは、リースの大きさにもよります。
例えば、直径10cmのリースを作る場合は、針金は少なくとも二重の輪っかにする必要があるので、60cmくらいの長さが必要です。小さすぎると輪っかにするのが大変なので、小さいものでも10cmくらいがいいと思います。
花びらや葉っぱだけのドライハーブはリース台に挿しづらいので、なるべく枝・葉・茎のついたドライハーブを使います。
【作り方】
1.新聞紙を広げて、その上で作業します(片付けを楽にするためです)
2.針金で2重以上の輪っかを作り、リース台にします。
(単に輪を作るのではなく、輪っか同士が螺旋状に絡み合うようにします)
3.リース台にドライハーブを挿して、リース台に沿うようにドライハーブを
針金で止めていきます。
4.ドライハーブでリース台が隠れたら完成です。フックで壁などにかけましょう。
針金を使うと無機質感があるという人はリース台を針金でなく、ドライハーブそのものを使いましょう。茎の長いハーブを使えば、それ自体をリース台として使うことができます。
また、針金で止める回数も少なくなるので、より自然あふれるリースを作ることができます。
今回使ったドライハーブ以外にも、松ぼっくりなど秋を感じさせるものでまとめたものも作れます。
非常に幅広く、あえて針金を見せて演出する方法もあります。
★★★ 今回使ったハーブの紹介 ★★★
( 名前 )ローズマリー
( 香り )すがすがしいシャープな香り
( 効能 )精神的な疲労や気力を回復させる
鮮やかな緑が特徴的で、花冠に使われる植物としてのイメージが強いと思います。
ローズマリー系の中でも、ローズマリー・ベルベノンが精神的な疲労に効果があるとされています。自律神経の働きを整え、心のバランスを取り戻す効果があり、イライラしたり不安になったりして、意欲がわかない時に前向きな気持を呼び起こすといわれています。
( 名前 )マートル
( 香り )かぐわしい香り
( 効能 )精神を落ち着ける
夏には梅のような白い花を咲かせ、秋には黒色の実をつけるので、彩りによいハーブとして人気です。
消毒効果があることから、室内のインテイリアとして飾られることが多くあります。
( 名前 )ミモザ
( 香り )水っぽくほのかに甘い香り
( 効能 )気分を落ち着かせる。殺菌・抗菌効果。
丸い玉のような黄色い花をともします。不安でこころを閉ざしている時に、気分を明るくさせる効果があるといわれています。

