記事の詳細
お花屋さんでも苗でよく見かけるラベンダー。むらさき色の花がとてもキレイで可愛らしいハーブです。その愛らしい姿に惹かれ、一度は育ててみようとした事がある方は多いのではないでしょうか。しかし、お花屋さんで売られているラベンダーのほとんどがハーブティーや料理に使えない品種なので注意が必要です。今回はハーブティーや料理に使えるラベンダーの種類とおすすめレシピをご紹介します。
目次
ハーブティーや料理に使えるラベンダー
よくお花屋さんで見かける、花の一番上にリボンの様なフリルが付いたラベンダーはフレンチラベンダーという種類です。ハーブティーや料理には使えませんが、ハーブハスとして使えます。
ハーブティーや料理に使える種類はイングリッシュラベンダーです。他のラベンダーとの違いは香りが強く、花から取れる精油の量も多く香料として利用されています。おすすめの品種は香りの良いオカムラサキや、花色の美しいブルーマウンテン、暑さにも比較的強いイレーネ・ドイルなどです。
イングリッシュラベンダーの効能
- 緊張や不安を軽減して自律神経のバランスを整えます。
- 香りでリラックスし不眠の改善・良質な睡眠に役立ちます。
- 筋肉をゆるめる作用があり、頭痛・肩こり・筋肉痛・ストレス性の胃痛など、筋肉の痛みやけいれんにも効果的です。
- 皮膚の炎症を抑えたり、傷を癒やしたり殺菌作用があります。軽いやけど・日焼け・手荒れ・虫刺され・ニキビなどに役立ちます。
- 肌の新陳代謝を促す作用があり、くすみ・しみ・しわの予防などエイジングケアにも効果的です。
ラベンダーハーブティーのおすすめレシピ
ラベンダーには心身ともにリラックスさせる効能が優れていますが、単品だと香りが強すぎてハーブティーとしては飲みにくいです。そこで乳製品と合わせると、ミルクの甘い香りと味でとても飲みやすくなりますのでおすすめです。
ぐっすり不眠解消 ラベンダーミルクハーブティーレシピ
<材料・1人前>
- ジャーマンカモミール…2g
- ラベンダー…1g
- 牛乳…100cc
- 熱湯…100cc
- 砂糖or蜂蜜…お好みで
<作り方>
- お鍋に熱湯(100cc)を沸かし、細かくしたジャーマンカモミール(2g)とラベンダー(1g)を入れて弱火で3分間煮る。
- 3分後、鍋に牛乳(100cc)を入れて沸騰直前まで温める。
- 茶こしを使ってカップに注ぎ、お好みで砂糖か蜂蜜を入れてハーブティーの香りを吸い込みながらゆっくり飲んで下さい。
ジャーマンカモミール・ラベンターともに心身をリラックスさせ睡眠を誘導します。
腸内デトックス ラベンダーカルピスハーブティーレシピ
<材料・1人前>
- ラベンダー…3g
- 水…160cc
- カルピス…40cc
<作り方>
- お鍋に熱湯(160cc)を沸かし、ラベンダーを入れて弱火で3分間煮る。
- 3分後、カルピスを入れて沸騰直前まで温める。
- 茶こしを使ってカップに注ぎ、ゆっくり飲んで下さい。ラベンダーカルピスはホットでもアイスでも美味しく頂けます。
ラベンダーの肌の新陳代謝を促す作用と、カルピスの乳酸菌と酵母の力で便秘が解消し美肌に効果的です。
ラベンダーハーブバスで日焼け肌のケアレシピ
<材料・バスタブ1回分>
- ラベンダー…10g
- 熱湯…500cc
<作り方>
- 鍋に熱湯(500cc)にラベンダー(10g)を入れます。
- 蓋をして10分間抽出し、抽出液をざるでこしてバスタブの湯に混ぜてゆっくり浸かって下さい。
夏の日焼けした肌の炎症を抑え、更に筋肉をゆるめて肩こりや筋肉痛を改善してくれます。
ラベンダーは非常に多くの効果が期待でき、心と体の両面に効果的に働きかけてくれます。安全性も高く、子供(6歳以上)や高齢者にも使いやすい精油ですが、娠中・授乳中の安全性に対する情報が充分にないためおすすめできません。使用する際は医師にご相談の上、ハーブライフをお楽しみ下さい。

