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ローズマリー
学名:Rosmarinus officinalis
和名:マンネンロウ
種類:シソ科マンネンロウ属 常緑低木
成分:ロスマリン酸、フェノール酸、フラボノイド、タンニンなど
草丈:2m
原産地:地中海沿岸
使用部位:葉、花、茎
利用方法:ティー、料理、美容、アロマ、ポプリ
花言葉:思い出
効能・効果:強壮、血液循環促進、消化促進、抗酸化、抗菌、発汗、収れん
ローズマリーとは
言語の由来は、ラテン語で「海のしずく」を意味します。青紫の花の美しさがしずくのように見えたといわれています。
世界中で愛用されながら栽培されているハーブです。古くから、人々はローズマリーをこよなく愛してきました。
古代エジプトの墓の中からその枝が発見されたことから、人類とローズマリーとの関係は深いことが分かります。
また、ローズマリーは、神にささげる植物として重んじられてきました。史実を見てみると、中世ハンガリーでは神経痛を患っていた女王がローズマリーを使って治療をしたところその病が治ったと記録されています。治療を終えた女王は若さを取り戻し隣国ポーランドの王子からプロポーズを受けたという逸話が残っています。
ローズマリーの効果
花粉症の症状を和らげてくれる効果が期待できます。主成分のロスマリン酸が抗菌作用や抗ウィルス作用があります。
また、フケが気になる方はローズマリーのオイルのトリートメント効果をお試しください。頭皮の血液の流れを活性化させて育毛効果も期待できます。
ローズマリーの利用方法
目が覚める刺激的な香りのため、ローズマリーのハーブティーを飲むと、頭がスッキリします。朝の目ざめにモーニングティーとして飲むのもおススメです。
この強い香りでラム肉の臭みを消したり特に肉料理の下ごしらえによく使われます。アロマテラピーでもよく使われます。
ローズマリーの種類
ローズマリーの成長
高さ1~2mほどに成長します。勢いよく成長するタイプで大きくなると側枝は斜上するか垂れ下がります。全ての葉は幅広い線形になり緑の内曲が少なく大きくなるのが特徴です。
日本でたくさん栽培されている立性タイプ
トスカナ・ブルー:料理用としてよく使われる品種で日本人が好む香りです。
ミス・フェサップ:冬の寒さに強いタイプでイギリスでは古くから使われています。
アルプ:アメリカでは最も寒さに強いタイプであると知られています。
ローズマリーの生え方
高さが30~50㎝になります。地面を張って広がっていくタイプで古くなると枝が盛り上がってきます。
強く内曲して肉質・棒状になっていくのが匍匐性タイプです。
淡い紫色の花を咲かせるプロストラータと四季折々に淡い紫色の花を咲かせるサンタバーバラなどの種類があります。
ローズマリーの中間タイプ
濃い紫色の花を咲かせるウッドローズマリーやコンパクトにまとまり四季折々に淡い紫色の花を咲かせるブルーボーイなどがあります。
ローズマリーの育て方
ローズマリーの種まき
4月から5月までの春まきと9月から10月までの秋まきがあります。土と日光と水はけの条件が合えばよく育つハーブです。
様々な場所でよく育ってくれる優れものです。夏の暑さや乾燥には強い方ですが茎や葉が茂りすぎると下葉が枯れる事があります。
風通しを良くするためにも収穫を兼ねた切り戻しは夏にします。

