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ドイツ料理のドレッシング、ザワークラウトに用いられるヒノキ科のジュニパーは、和名をセイヨウネズと言います。その独特のさわやかな香りは、ヒノキの香りにも似ています。甘さやスパイシーさがバランス良く調和して、肉料理などの香辛料、お酒のジンの香りにも使用されています。ジュニパーベリーは果実を使用するハーブティー向けのハーブですが、ドライハーブで肉料理などの臭み消しとして用いたり、ピクルスやマリネにしたり、フレッシュハーブで使用する時は、独特の香りを活かし、肉をスモークする時に枝や葉を用います。
ジュニパーベリー煮シュークルートの作り方
材料 (4~5人分)
・シュークルート 500g
・人参(中) 2本
・玉ねぎ 1/2個
・じゃがいも(中) 4~5個
・にんにく 1かけ
・ベーコン 300g
・白ソーセージ 3本
・スモークソーセージ 3本
・白ワイン 1/2本(375ml)
・水 1カップ
・固形スープの素 1/2個
・ジュニパーベリー 5粒
・バター 10g
作り方
1.シュークルートはザルにあけ、水けを切る。
2.にんじんとじゃがいもは、普段の煮物より大きめサイズに乱切りにし、固めにゆでる。
3.玉ねぎをスライスする。
4.ソーセージは切らずに、ベーコンは厚めに切る。
5.大きな鍋にバターを入れ、ベーコン、ソーセージ、しっかり焼いて取り出す。
6.同じ鍋に玉ねぎとにんにくを入れ、玉ねぎがしんなりしたら取り出す。
7.シュークルート→ベーコン→ソーセージ→玉ねぎ→にんじん→じゃがいもの順に重ねる。
8.ジュニパーベリー・白ワイン・水・固形スープを入れて蓋をし、30分ほど煮込んで出来上がり。
ジュニパーベリーでアスパラピクルスの作り方
材料
・アスパラガス細め 400g
・白ワインビネガー 150cc
・酢 100cc
・水 120cc
・塩 小さじ2
・砂糖 大さじ2
・黒胡椒(ホール) 小さじ1/2
・にんにく 3片
・ジュニパーベリー 3粒
・ディルシード 小さじ1/4
・ローリエ(月桂樹) 1枚
・鷹の爪の輪切り 少量
・フレッシュディル 少量
作り方
1.アスパラガスを水で洗い、漬け込む瓶の長さに下部を切り揃える。
2.下部はスープやベジストックに使ってください。
3.保存瓶を煮沸消毒して用意する。①のアスパラガスを詰める。
4.鍋に白ワインビネガーから鷹の爪までの材料を入れ火にかけて、沸騰したら中火の弱火で10分煮る。
5.火からおろし、フレッシュディルを加える。③のアスパラガス入り瓶にマリネ液を流し込む。
6.蓋をして、冷蔵庫で2日漬け込むと出来上がり。
新鮮なアスパラガスがおいしくオードブルにもぴったり!
ジュニパーベリーの効能
ジュニパーベリーは、古くからすぐれた消毒、殺菌作用を持つ事が知られており、アメリカの先住民たちは、風邪の治療にこの種子を用いたと言われています。ジュニパーベリーには、肝臓の障害を良くしたり、尿酸の排出を助ける働きがあり、また、膀胱炎を沈める効能も期待できます。その他では収斂作用により、にきびや脂性肌を改善させると言われています。精神面での効能としては、落ち込んだ気持ちをリフレッシュさせ、精神を浄化し、頭をスッキリ集中力をアップさせる効果があります。
妊娠さんや肝臓の障害、炎症などのある方は、使用は控えて下さい。

