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葉を収穫して料理に使うハーブは、できるだけ安心で、安全な方法で育てたいものです。
ハーブにつきやすい虫はある程度決まっていますので、早めに害虫対策をして、健康で美味しいハーブを栽培しましょう。
今回は害虫対策について紹介しますので、ざひ参考になさってくださいね。
目次
ハーブにトウガラシ液の活用
様々な虫に効果があるとされるのが、トウガラシ液です。
干したトウガラシをアルコールやお湯に漬けて成分を抽出し、容器に入れてスプレーします。
辛み成分であるカプサイシンが虫よけになるため、自然と虫がつかなくなります。
ハーブの近くでトウガラシを栽培することでも効果があります。
簡単に自作できるので、栽培を始める時期に作っておくと便利です。
ハーブにつくアブラムシには牛乳が効果的
アブラムシは色々な植物に付きやすい害虫ですが、ハーブも例外ではありません。
もしアブラムシがついてしまったら、どこにでも売っている普通の牛乳を噴射してみてください。
牛乳が乾燥する時にできる膜で、アブラムシが窒息します。後は水で軽く洗い流せぱ駆除が完了です。
牛乳であればコストもかからず、後々食べたりハーブティにすることを考えても安心できます。
ハーブに付きやすい虫とは
植物を育てるにあたり虫がつくのは当たり前のことですが、ハーブにつきやすい虫は主にアブラムシやナメクジ、そしてカタツムリやハダニなどが挙げられます。
冬場は虫も表には出てきませんので、ほとんど被害はありません。
暖かくなる季節の4月頃から意識して見るようにすると良いでしょう。
早いうちに発見することが、被害を抑えるポイントとなりますので、できるだけ卵や幼虫のうちに退治するようにしてください。
ハーブについた虫は虫によっては補殺する
アオムシやヨトウムシなど、目視しやすい害虫に関しては、とにかく見つけ次第補殺することをオススメします。
うっかりしていると葉を食べられてしまうので、せっかく育ってきたハーブが台無しになりかねません。
できれば毎日しっかりハーブを観察し、卵が産みつけられていないかも確認してください。
また虫ではありませんが、ナメクジも夜間活動して葉を食い荒らすため、見つけ次第塩をかけて駆除することが大切です。
ハーブに農薬を使う場合は
どうしても害虫の被害が治まらない場合は、効果が残りにくい農薬を使うのも一つの手です。
薬である分速効性や、効果に期待ができます。
ただしハーブの場合は、野菜や果物のように皮をむいて食べることができません。
ですので、残効性のない農薬でも収穫の2週間前には使用を停止し、できるかぎり薬が残ってしまわないよう注意をはらうようにしましょう。
ハーブがかかりやすい病気
ハーブも病気にかかることがあります。
主に、カビ病やウドンコ病、立ち枯れ病などが挙げられますが、このような病気にかかってしまうと、成長が止まったり枯れたりします。
他の葉や花に広がらないように、病気になっている部分は、こまめに取り除くようにしましょう。
根っこまで病気になっている場合は、株ごと切り取ってください。
ハーブは生命力が強く、比較的害虫も付きにくいとされています。
しかし虫もタフな生き物ですから、絶対に被害がでないというわけではないのです。
しっかりとした害虫対策を取って、元気なハーブ栽培を目指してくださいね。

